食生活を変える
スーパーに行って、野菜などの作物を買うときに、値段や見た目以外に気にすることはありますか?
その野菜がどこで栽培されているか、どうやって栽培されているかを知ると、実は環境負担を減らすことができるんです!
環境問題は大きな問題すぎて、何が環境に負担をかけているかよくわからないですよね。
でも、ぼくたちのライフスタイルの一部が環境に負担をかけているときがあります。
言い換えると、一部を変えると地球にいい選択をできます。
[目次]
1.地球にパンチ
2.化学肥料のインパクトは大きい
3.お肉生産のインパクトも大きい
1. 地球にパンチ
農薬や科学肥料を使って、単一の作物を育てる慣行農法。
実は、自然の状態よりも2~5倍のスピードで土壌を失います。
土壌とは、岩石の風化や、風や水の流れなどによって、有機物と無機物が混ざり合い、自然に作られた土の構造 (?)です。植物や他の生物にとって、住みやすい土で、自然に作られた土のような感じです。
#伝われー
同じ作物がズラーと植えられている畑の土を触ってみてください。
結構硬めのゴロゴロとした土だと思います。
少し余談ですが、慣行農法の畑と山の土を触ったり、匂いを嗅いで比べてみました。もちろん山の土はかなりふかふかして、慣行農法の畑はかため。
軽く衝撃だったのが、土の匂いですね。慣行農法の土の匂いは、混ざり気のない土の匂いでしたが、山の土の匂いって、少しツーンっつとくる匂いがします。
このツーンっの匂いの正体は、放線菌と呼ばれる菌で、細い小さい系が束になった形の菌です。
この菌、作物が育つのにとてもいい役割をしているようなんです!
2. 化学肥料ののインパクトは大きい
ぼくたちの生活のほぼすべては、温室効果ガスを排出しています。
しかし、生活の一部一部を見てみると、圧倒的に多くの温室効果ガスを排出しているわけではありません。
一方で、食糧生産の部分においては、環境の負荷が大きいみたいです。
まず、食糧生産でよく使用される化学肥料について見ていきます。
化学肥料は、土中の生物多様性を失います。
作物に吸収されなかった肥料は川を伝い、海へと流れて、水中の窒素濃度を高めてしまいます。窒素濃度が高くなると、藻が大量発生します。
藻は、海水に溶けた酸素を吸収して、エビや牡蠣、魚に大打撃を与えると言われています。
土壌と海の生物多様性をも失わせてしまうんですね。
藻については、逆に減ってきて砂漠化している海もあります。
それはそれで大きな問題となっており、日本でも企業や団体が藻を育てることに尽力しています。
いずれは藻について、一つの記事にしたいですね。
3. お肉生産のインパクトも大きい
タンパク質10gのハンバーガー作るのに、土地がどのくらい必要か想像できますか?
⏳⏳⏳………
答えは、5~35㎡です。
なに!その差!?
と思われた方にご説明します!
この差は育て方によるものです。
小さい土地の場合、牛やブタなどを檻に入れて育てる、集約型の育て方です。
集約型の育て方は、最小限の餌を与え、出荷までの期間を短くする育て方です。
大きい土地の場合は、広めの牧場で牧草を食べさせて育てる方法です、
集約型の方は、動物にとっては、かなり不健康な育て方です。さらに集約型は病気を蔓延させるリスクを高くさせます。
では、広めの牧場で育てることが良いことかと言うと、
そうでもないようです。
広い面積にまたがる牧場は、生物多様性を大きく脅かしているようです。
正直、動物が広々な土地で育つことについての環境への負担をこれまで考えたことがなったので驚きでした。
確かに。
違和感ですよね、牧場は山にあるのにも関わらず、牧場には木が生えていないことは。
また、10kgの牛肉を生産するために、100L ~ 600Lの水を必要とするようです。
さらに、約40~80kgの窒素肥料も必要とのことです。
ここでも化学肥料!?
どんなときに使われるのでしょうか。
窒素肥料、牧草に与えるようです。
窒素肥料を含んだ牧草を食べることで、牛に栄養素が届くようです。
牧場で使われている窒素肥料も、川に流れて環境問題になっているようです。
4. まとめ
食糧生産のどの部分から、環境への負担をかけていることが知れました。
これからは、食生活を見直す必要がありますね。
オーガニックの選択をすることや、プラントベースの食品にしてみることもやはり大事なんでしょうね!
でも食を変えることって難しいですよね、文化の問題や家庭環境もありますし、嗜好などもありますから。
でも、食べ物を変えることって、手段としてはやりやすい方法だと思います。
とくに個人の食生活が与える社会へのインパクトは大きいものだと思います。
値段や販売数、課税の仕方だって、時には個人の食生活が反映させられるものだと思います!
今回の記事で、慣行農法や牧場についての”環境に対しての悪い部分”について書きましたが、決してそこの分野で働いている方々に対して、”悪い”と言っているわけでありません。
僕がお世話になった方にも、慣行農法を生業としている方がいます。その方が頭にありながらも記事を書いています。
悪いのは、その方ではなく、慣行農法がないと経済が回らなくなった社会のシステムだと思います。
その社会システムは、僕も少なからず作ってきた一人です。
だから、問題を知り、社会を地球にとっていい方向に向かうことが大切です。
「誰も取り残さない、良い社会への移行」
僕の人生の目標です。
今日も読んでいただきありがとうございます!
じゅんじのブログでは、エシカルライフスタイル、サステナブルライフスタイル、環境問題を中心に、皆様に届けて行きます!