大量消費と環境問題
2023年のお正月、近所のショッピングモールに行きました。
大量のセール品と福袋の数を見て、ものを買うことと環境問題についてちょっと考えてみました。
[目次]
1. 環境の観点から裕福を考えてみた
2. ショッピングモールに行って思ったこと
3.ものを買う前に考えること
1. 環境の観点から裕福を考えてみた
大量生産、大量消費、大量廃棄が環境問題に繋がっています
しかし、これが経済を回していることもあります。
環境問題がなかなか改善されずに、進行している現代こそ、ものを買うことについて考えないといけないのかなと。
世界では、貧困といわれていた国が経済的に豊になった国々があります。
中国やナイジェリア、インドネシアなどの国々では、多くの家庭が貧困から抜け出して、生活水準が改善されています。
しかし、一人当たりの温室効果ガスの排出量が増えているのも事実です。
裕福な家庭、裕福な国にだんだんとなるほど温室効果ガスの排出量が増えていると言われています。
アメリカの1%の富裕層の人は、平均的なアメリカ人よりも10倍は多く温室効果ガスの排出の原因になって、平均的なアメリカ人は平均的フランス人の3倍。平均的なフランシ人はバングラデッシュにいる人の10倍…。
工場畜産のお肉の消費量や、埋立されるゴミの量、海洋に捨てらるプラスチックのゴミの量、飛行距離、ガスの採取、一人当たりの居住面積など、裕福になるほど増えてく、比例にあるとのことです。
「だから経済を回さないで!」「生活水準を上げて、貧困から抜け出すことは環境に悪いからやめて!」と言いたいのではありません。
消費することは幸せにつながりますし、心身ともに健康にもなりますし…。
僕は、Web3.0とかで世界が進化していくことも同時に、環境問題についても一緒に考えていきたないなとも思っています。
2.ショッピングモールに行って思ったこと
お正月に近所のショッピングモールに行きました。
親子や3世代のご家族で人が賑わっており、数年ぶりにこんな感じのお正月を見て、なんか素敵だな、なんて思っています。
ですが、店頭にはセール品や福袋が並んでいて、改めて環境問題の観点から買うことについて考えてみました。
福袋で人気な洋服。
環境負荷は結構すごいみたいで…。
ファッション産業、実は年間で1億枚の新しい服を生産しているようです。
そして現代の平均的な人は1世代前に比べて、2倍は多くの服を購入していると言われています
その大半は一度も着ないか、数回しか着ないもののようで、最終的にリサイクルされる布地のわずか1%…
ということを、エレン・マッカーサー財団は突き止めました。
〈エレン・マッカーサー財団 サーキュラーエコノミーへの移行をビジョンにかがげる組織〉
「ファッション産業は衣装ダンスではなく、ゴミ捨て場を満杯にしている」
と耳の痛い言葉も言われたりしています。
洋服以外で言うと、
オーガニックコットンのトートバック。
オーガニックと聞くと環境に良さそうですが、デンマーク政府によると
”オーガニック・コットンのトートバックは、それを生産する影響を相殺する(差し引きゼロする)には半世紀間、毎日使用しなければならない”
と見積もっているようです。
車については、
真新しいテスラ車に高額なお金を使うよりも、今所有している車を運転し続ける方が環境によくて、
よほど燃費が悪いか、走行距離があまりにも多くない限り、新車は買わずに、小型で燃費の良い電気自車を買うか、水素エネルギーで走る車を買う方が環境には良いとのこです。
もう一度言わせてください。
「もの買うことは悪だ!」と言っているわけではありません!
こういう事実があります、ということをお伝えしています。
なんなら、自分の記事は環境への負担を減らしている商品を紹介して、買ってただくように促すこともしていますので。
#むきになっちゃう
3. ものを買う前に考えること
ものを買うことが環境に負担をかける、なんて書きましたが買わない生活なんて現実的には難しいですよね。
先程も言いましたが、消費することは幸せにもつながります。
なので、買う前に僕は一応こんなことを考えているんです、みたいなこと共有させてください!
もの買う前や、商品の広告を見たときに。
「その商品を買うともっと幸せになるの?」
「本当にもっと魅力的になるの?」
「どんな価値があるの?」
と自問しています。
具体的な使い道は?
どういった点で必要性を感じるのか?
ほんとは社会的な地位を確立するためなんじゃないの自分?
みたいに本当に必要かを考えます。
故障や穴が空いた場合、汚れたりした場合、自分で修繕できるものなのか。
シェアできないものか。
を考えたり、
その商品の背景には何が隠れているのかを考えます。
無理に動物を搾取している商品ではないか、
この商品を作っている人たちの労働環境
製造から自分の手元に届くまでの温室効果ガスの排出量はどれくらいなのか、など。
このように考えると、衝動買いみたいなこともなくなりますし、自分の一人あたりの温室効果ガスの排出量を減らすことにもつながります!
人が賑わう年明け、だんだんと日常がもどってきた今にぜひ一緒に考えていきましょう!
ちなみ今日の記事は、この本の内容が含んでいます!めちゃくちゃ勉強になりますよ!
今日も読んでいただきありがとうございます!
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