Junji 自然to暮らしのデザイナー@GlocalGreenLifeLab

地球と自分を大切にする暮らしの実験室

僕が泊まったおもしろい家!「杉山さんち」

杉山さんの話の続きです!

西日本を原付50ccで旅をしていたときに出会った杉山さんの話をします!

 

そいういえば紹介していなかったのですが、杉山さんは見た目が40代後半の男性です。肉体はがっちりとしています。

個人が特定されないように、名前は仮称ですが実在する方です!

杉山さんとの出会いや杉山さんちついて知りたい方はこちらをご覧ください!

 

junji-greenlab.hatenablog.com

 

[目次]

1. 杉山さんが古民を選んだ理由

2. 杉山さんち

3. 杉山さんとは!

 

 

 

 

1. 杉山さんが古民家を選んだ理由

杉山さんち、実は明治時代に建てられ家だそうです。

 

たしか、空き家バンク(?)を利用して、現在住まれている家を見つけたようです。

 

古民家に住みたいと昔から思っていたようで、その理由がなるほど!だったんですね。

 

一つ目が、「古民家に住みながら、自給自足的な田舎暮らしをやりたかったから」。

 

この理由は、なんとなく理解できます。

というかこんな暮らし方に憧れを抱く方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

二つ目の理由が、「災害に強い家に住みたかったから」。

 

杉山さんは、

 

「明治時代から家が残っているということは、災害の被害を受けていないということ。

古民家こそ、災害に強い家。」

 

とおっしゃっていたんですね、

 

なるほど!と思いました。

 

たしかに杉山さんちは災害にあった痕跡はなく、しっかりとした梁もありました。

 

ちなみに家の大きさは、よく見る二階建ての戸建てを、2軒くっつけた広さです。

#広いっしょ

 

 

2. 杉山さんち

そんな杉山さんちには下水道なんてありません。

 

トイレはありますが、排泄物は地球に還るボットントイレ、ならぬ循環トイレです。

サステナブルトイレ、サーキュラートイレと呼んだ方が良いでしょうか笑

 

そんなサーキュラートイレですので、地球に負担をかける化学薬品が含まれた製品、洗剤などを流すわけにはいきません。

 

洗剤は自然に優しい洗剤、植物由来の洗剤などが使えます。

 

自ずとそこに住んでいる生き物のことを考えて生活をします。

生き物に配慮した優しい生活なんですね。

 

 

杉山さんちは自然に囲まれた家ですので、虫などは当然家の中に入ってきます。

 

杉山さんちには、〇〇キラーというスプレーでシャーってする物騒なものはないんですね。

 

蚊取り線香も使いません。

 

僕がみた杉山さんちの唯一の防虫対策は蚊帳です。

 

蚊帳を杉山さんちで初めてみました。蚊帳ってすごいんですね、虫が本当に入って来ません。

 

 

杉山さんがもう一つ、古民家に住みたかった理由がありまして、

それは、「家の中で炭火焼きをしたかったから」だそうです。

 

初めて民家の中に炭火焼きができる光景を目にしました。

 

膝ぐらいの高さに、レンガや耐熱の石などが重ねられて、真ん中の窪みに炭を入れて、縁にお皿や飲みのを置くスペースが十分にあります。

 

その炭火焼きテーブルの3方を手作りのベンチで囲い、3方のベンチから見られるように大型のテレビが目の前にあります。

 

ダイニングテーブルが炭火焼きセットのリビングなんですね。

 

ここで、色んなものを焼きながら、ビールや珍しい焼酎や日本酒を杉山さんと飲みました。

 

杉山さんはこれが日常なんですね。

普段の僕たちの生活は、炭火焼きをしながらテレビなんて観れませんし、炭火焼きをしにお金を払っています。

 

 

杉山さんちには、炊飯器はありません。

 

鍋でお米を炊きます。

 

あの杉山さんちで育てられたお米です。

 

杉山さんは自身の家の隣に田んぼと畑を持っていて、田んぼも畑も自然農で育てられています。

 

杉山さん自ら、そのお米を鍋で炊いていただいて、おご馳走になったんですが、、

 

知ってました?お米って甘いんです!

#すみません

#お米をちゃんと味わったことなくて

 

しっかりとお米の味があるお米でした!

 

炊飯器がないのでもちろん保温機能なんてありません。

 

よく考えて、自分が食べれる分だけを炊きます。

 

保温しないので、保温分の電気を使ってエネルギーを使用することはありませんし、フードロス削減にもなります。

 

そして、食べ物のありがたさを身に沁みて感じます。

本当に身に沁みて感じたのです。

 

こういった環境に配慮した生活、というよりもそこに住んでいる自分以外の生き物たちに配慮した生活が、いかに優しい生活かを学びました。

 

3. 杉山さんとは!

こんな豊な生活を毎日送っている杉山さんについて、僕が知っている限りのこと、個人が特定されない限りの紹介をさせていただきますね。

 

まず、杉山さんの月収ですが…

#まず、じゃない

#皆が一番気になるとこすよね

 

杉山さんの月収は10万ぐらいとのことでした。

 

週にたしか3日、製材工房で働いています。

 

びっくりですよね。

家は立派な古民家で、畑を持っていて、毎日発泡酒ではなくてビールを飲んで、家にはたくさんのお酒、それも珍しい高いお酒があります。

 

美味しい食べ物も食べて、月収は約10万円!

 

 

でもそうですよね、自給自足されていますし、ないものは作るというかたです。

 

そんな杉山さん、たくさんの人に呼ばれて色んな活動されています。

 

船舶免許を持っているので船の運転もしますし、なんでも作るので家の改装もします。

社会運動もされています。

 

人からの信用があるんですね。

 

だから、人を集めて、ご自身の田んぼや畑で楽しく農仕事をできるんですね。

 

ちなみに家にあったお酒のほとんどは貰い物だとおっしゃってました。

 

杉山さんを見ていたら、あのフリーエコノミー実践者のマーク・ボイル氏を思い出しました。

フリーエコノミーとマーク・ボイルについて以前記事を書いたので、気になる方は過去の記事をご覧ください!

 

junji-greenlab.hatenablog.com

 

 

 

 

杉山さんは、この旅でただひとりだけ「仕事は何してるの?」と聞かれなかった人です、

 

なんで聞かなかったのかについて伺ったのですが、「人がどうやっていくら稼いでいるかに興味がないから」と。

#あーかっこいい

 

 

そしてただひとりだけ「選挙には行ってる?」と聞かれた人です。

#あーかっこいい

 

僕は必ず選挙に行くので元気に「はい!」とお答えしました。

 

杉山さんとの会話は、ほとんど政治と社会について。

 

僕も好きな話です。

 

杉山さんとはちなみに3日間過ごしました。

 

 

人生を学びました。杉山さん、ありがとうございます!

 

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます!

 

じゅんじのブログでは、エシカルライフ、サステナブルライフ、環境問題を主に、あらゆる社会課題について共有したり、心が楽になる、心が健康になるようなことを皆様にお届けします!

 

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