Junji 自然to暮らしのデザイナー@GlocalGreenLifeLab

地球と自分を大切にする暮らしの実験室

ファッションに興味が出てきた!

 

 

ファッションと社会問題や文化についてあれこれ調べていました!

ファッション産業のことやジェンダー、文化、民族衣装から、社会問題との結びつきを記事にしたくて、服についてあれこれ調べていたら、「おもしろいな!」と思うことがあったので、今回はそれを紹介させていただきます。

世界の服飾文化(?)についてです!

 

民族衣装や少し変わった服飾文化(?)を紹介します!

 
 

 

[目次]

1. まずは服の役割から!

2. 世界の服の話!

3. 〈おまけ〉リクルートスーツ

 

〈自然由来のハンドクリーム〉

 

1. まずは服の役割から!

 

ファッションは他者の視線を気にせざるを得ない行為。

 

『ファッションスタディーズ 私と社会と衣服に関係』を参考に、服の役割についてお話しします。

 

服は、寒い暑いなどの環境からや怪我などの外的刺激から自分を守る役目を持つ他に、その社会の中で、自分をどう位置付けるのか、というアイデンティティの問題に密接に繋がっています。

 

そもそも自分を保護するための役割だと、着ている服は皆同じようなものでいいです。

 

アイデンティティとしての役割ついて、少し話させてください。

 

ファッションは、生まれや民族や国籍、性、年齢、職業、社会的ポジション、趣味などを伝えます。

 

好きなブランドや好きなモデルと同じようなおしゃれをして、趣味や好きなものを表し、共通の趣味嗜好を持っている人を惹きつける欲求や、ただただ個性を表現したいという欲求があることがあります。

 

ということで、ご理解していただきたいのは、ファッションは個性を出すものでもあり、同じ集団に属していることも表していて、その両方の欲求が内側にあります。

#確かに

 

こういった役割があることを、頭の端っこの耳の裏あたりに置いていただくと、今回の話は少し面白いかもです。

 

 

2. 世界の服の話!

ファッションには、自分がどのような職業や年齢、社会的位置であることを示し、またコミュニティの外にいる場合、自分の社会的帰属を表します。

 

ということを踏まえ、世界の民族衣装や服の文化(?)みたいなことを見ていきます!

 

○インドのサリー

インドのサリーは、「均質な国民」を演出するために着られたのことです。

インド独立時に、洋装化に対してインドの独自性を主張するとともに、カーストや出身地域、宗教といったものを隠す役割があります。

 

○韓国のチマチョゴリ

韓国は、日本の植民地であったとき、日本の洋装化の流れに向かいつつも、日本からやってくる「近代」への抵抗として再評価されて、現在は韓国の外に向けて示す伝統文化、民族文化となったようです。



○モンゴルのデール

日本では着物を普段着として着ている姿はあまり見られませんが、モンゴルの都市部では若者がモンゴルの民族衣装のデールを現代的ファッションと掛け合わせて、おしゃれに着られているようです。また、中国に対する、自己のナショナルアイデンティティの表す意味もあるようです。

 

 

○台湾のサキザヤ族

台湾には民族衣装は無いようですが(本当はあるのかもしれません)、民族として独立の認定を得るために、2000年代半ばに服飾のデザイナーがほぼゼロからサキザヤ族の民族衣装を創ったようです。

 

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コンゴのサプール

世界最貧国と呼ばれているコンゴですが、海外の高級ブランドを身につけて、3色以内でコーディネートをして、紳士的な態度や仕草を大事とする世界一おしゃれな男たちの集まり、「サプール(おしゃれで優雅な紳士協会)」がいます。

フランスの植民地争いに巻き込まれたコンゴ人が、自分たちの平和信仰をファッションと結びつけて表現することが、サプールの発祥に繋がっています。

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サプールは今度、ひとつの記事にしたい!します!

 

服一つにそれぞれに文化、世界の情勢と絡んでいて、そしてアイデンティティを確立するためにだったり、様々は背景があります。

 

それぞれをもっと深ぼって見ても社会の課題などが見えてきて、何か解決できる糸口が見つかるかも!

 

3. 〈おまけ〉リクルートスーツ

ファッションには年齢を表したり、無個性を個性あるものとしたりする役割があるようです。

 

リクルートスーツは学生でもなく社会人でもない集団を表すもとして現れたもの、と見ることができるようです。

 

ファッションのアイデンティティの観点から見ると、長く厳しい活動をする就活生が、学生の時間から切り離されたことを意味するようです。

 

ちなみに諸説はありますが、「バレンタインにはチョコレートを!」と似たようなマーケティング戦略で、「就活時にはリクルートスーツを!」と企業の戦略で生み出されたものと言われています。

 

リクルートスーツが出てきたのは、ここ2,30年前の話。

 

余談ですが、僕は就活する気はなかったのですが一応体験として、就活をしました。

 

僕が就活をしていた時期は、コロナ騒動のピーク時でしたので全てオンラインでの就活。

 

その時、何十人もの人が同じ服で同じ髪型で同じようなリアクションを同じタイミングでやっていることが、画面上で現れて本気で嫌になって、就活を辞めました。

 

でも今は、それなりに悩みながらそれなりに楽しく生きていますよ!

 

 

そんなこんなで、ファッションの意味について少し話させてもらいました!

 

個人的にファッションのレンズから社会的なことを見るのが面白いので、これからも「ファッションと社会」シリーズで、記事にしていこうかなと思います!

 

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます!

 

じゅんじのブログでは、エシカルライフ、サステナブルライフ、環境問題を主に、あらゆる社会課題について共有したり、心が楽になる、心が健康になるようなことを皆様にお届けします!

 

〈参考にした本〉

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