1000文字で社会問題について学び、生きやすい社会にする「1000文字社会貢献」を始めます!
第一回目のお題は『マイクロアグレッション』についてお話しします!
○マイクロアグレッション 日常でよくある、小さな偏見・差別について
このマイクロアグレッション、多くの方がしてしまったことがある、または受けたことがあると思います。
マイクロ=「小さな」
アグレッション=「攻撃性」
「小さな攻撃」という意味に訳されます。
どういう意味かというと、
「意図するしないに関わらず、侮辱または見下げたりとか差別的な発言をすること」です。
明らかに差別とわかるものではない言動などがマイクロアグレッションに当てまります。
“褒めるつもりで言ったのに、相手を傷つけてしまった。”
傷つけるつもりがなかいのに、相手を傷つけてしまうのがマイクロアグレッションの特徴。
相手にとっては、自分が攻撃したということ自覚がない。
これがマイクロアグレッションの痛いとこです。
特にこの攻撃を日常的に経験されている方は
障がいを持たれている方、高齢者、女性、セクシュアルマイノリティの方、人権・民族的マイノリティの方々です。
様々な形のマイクロアグレッションがありますが、ハーフの方やミックス(3つの民族以上の混血)の方々を対象にしたマイクロアグレッションは、人種的マイクロアグレッションと呼ばれます。
日本の社会において、外国人のような見た目の方に対して
「スポーツ得意そう!」
「英語を話せるのがかっこいい!」
「そんな見た目なのに日本語上手だね」
このような言葉は、もしかすると人種的マイクロアグレッションに該当し、相手を傷つけてしまう言葉になる可能性があります。
このように褒めようと思って発した言葉が、時には「相手のことを否定する」「相手の努力を無視してしまう」事につながる。
僕の友人に、ハーフでモデルをされている方がいます。
その方は、見た目を綺麗にすることや表情、立ち振る舞いなど、みせる努力を相当されています。
しかし、「ハーフだから顔きれいだよね」と言われたりして、本人の努力を無視して、血筋のおかげにされていることがあるようです。
こういうことを毎日積み重ねることで、言われる度に疲れてしまい、トラウマになってしまうこともあるようです。
初めて会った人にも、「こんなこと言われるんだろうな」と警戒しないといけない。
これは一例ですが、このようなに悪意のない言葉に傷つく経験をされている方は多いのではないでしょうか?
〈マイクロアグレッションを引き起こさないように自分ができこと〉
・自分自身の言動を振り返ること
→その言動に偏見や差別することを発していないか。嫌がっているのにその言葉を使っていないか。
・相談相手に対して「それは気にし過ぎだよ」も注意したほうがいいです。
「お前そっち系」なんてよく耳にしますが、これは御法度中の御法度です。この言葉で傷ついている方やこの言葉に対して嫌悪感を抱いている方も何人もお会いしました。
自分で気づくことで社会が良くなることを願っています。
今日も読んでいただき、ありがとうございます!
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[環境にやさしいBAUMシリーズ]