Junji 自然to暮らしのデザイナー@GlocalGreenLifeLab

地球と自分を大切にする暮らしの実験室

【ギフトエコノミー】”ギフト精神”で成り立つサービスの「WWOOF(ウーフ)」

豊な自然とともに、誰もが自分に合ったサステナブルな暮らしを送れるように

じゅんじのブログ。

 

こんにちは!

 

前回と前々回に引き続き、今回の内容も

暮らすように旅して、有機農業を学べるWWOOF(ウーフ)についての内容です。

WWOOFの仕組みが、まさに贈ることで成り立つ経済「ギフトエコノミー」そのものであることに気づきました。

 

今回は「ギフトエコノミーについて」、そして「WWOOFがギフトエコノミーの実践にものすごくいい」

という内容でお送りします。

 

先に言わせてください。今回の記事は、貨幣経済をいらないと言ってる記事ではありません。

 

 

WWOOF(ウーフ)ってどんな??

前回の内容でもご紹介しましたが、改めて軽く説明させてください。

 

WWOOF(ウーフ)とは、

"World Wide Opportunitiies on Organic Farms"の略したもので、

有機農場における世界的な機会」と訳されます。

 

各国のWWOOFのサイトに登録すると

世界中の有機農場で、ボランティアとして働き、実践しながら、知識と経験を身につけることができます。

また、ホストファームと呼ばれる農場主の家などに泊めてもらい、3食のご飯がついてくるというのが、WWOOFのスタイルです。

 

WWOOFを利用して、有機農場の体験をする僕のような人をWWOOFer(ウーファー)と呼びます。

 

サステナブルライフをより深めて、自然に寄り添う暮らしを目指している僕にとって、WWOOFは持続可能な農業を学べて、そこの地域性を知れる絶好の機会です。

 

 誰でも参加可能なWWOOF。ご興味がある方はこちらでご登録できます。

 

過去の記事でもご紹介させていただいてます!

 

junji-greenlab.hatenablog.com

 

junji-greenlab.hatenablog.com

 

ギフトエコノミーってどんな??

ギフトエコノミーは、モノとサービスを贈ることで成り立つ経済活動です。

 

お金や交換条件の取引ではなく、

見返りを求めない”ギフト精神”で成り立つということです。

よく物物々交換と一緒に考えらますが、ギフトエコノミーは交換条件ではないため、異なります。

 

「自分が与えたいから与える」「自分がしたいからする」

だから見返りなんて、そもそも求めていないんです。

 

 

ギフトエコノミーが一般的であった時代!

古代の文化や共同体では、ギフトエコノミーが一般的な経済活動であったそうです。

 

お金や交換条件による取引ではなく、贈与やシェアの”ギフト精神”を基に、

モノやサービス的なものを贈り合い、コミュニティ内の絆を強め、信頼関係を築いていました。

 

例えば、部族社会では狩猟や採集を行う際に、仲間に食べ物や道具を分け与えることで共同作業が成り立ちました。

 

また、祭りや祝祭の場では、贈り物を通じて社会的な儀式や文化的なイベントが行われていました。

 

みんなが必要なものをお互いにプレゼントしあって信頼を築き、信頼があってプレゼントできる。

 

現代の僕らがいる場所の経済活動と異なることは、

信頼にお金が仲介しないこと。

 

ギフトエコノミー内では、物とモノは同等の価値であることです。

 

あれは希少だから高い、あれは小さいから安い

のような価値判断ではく、共有と贈与のギフト精神事態に価値があるように感じます。

 

WWOOFのギフトエコノミーとは?

そこでWWOOFとギフトエコノミーについて考えます。

 

WWOOOFは、”ギフト精神”で成り立つということを、WWOOFerとして体験して感じたことです。

 

農場主であるホストがWWOOFerに働いてもらう代わりに、ご飯と寝床と提供する交換条件のように見えますが、WWOOFの歴史と本質を見ると、"ギフト精神"から成り立っていることがわかります。

 

WWOOFは、有機農場で体験をしたいという方へ、ボランティア体験させる機会を提供する"ギフト精神"から始まったものです。

 

そして参加した人々は、有機農場で得たスキルをどこかで贈る、またWWOOFer同士がそれぞれで得たスキルを贈り合い、情報共有し、繋がりが太くなる。

 

ここでのやり取りに、価値の大小は存在していません。

得たことを相手の必要性に応じ、見返りなく、自分の持っているものを贈ります。

 

 

 

ひとつの実から100粒の種に!

交換条件のないギフトエコノミーは、ひとつの実から種が100粒出てくるようなものです。

 

得た物やサービス贈ることで、贈られた方はまた贈ることする。

”ギフト精神”は物質主義ではく、「贈ること」と「シェアリング」の経済モデルです。

 

ものの価値はなく、人と人のつながりを大切にする昔からある新しい経済モデルです。

 

WWOOFはこれから必要になってくるであろうギフトエコノミーを担うプロジェクトです!

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます! じゅんじのブログでは、エシカルライフ、サステナブルライフ、環境問題を主に、あらゆる社会課題について共有したり、心が楽になる、心が健康になるようなことを皆様にお届けします!

 

〈記事に関連する本!〉

・ギフトエコノミーを実践したい、広げたい方へ!

 

・WWOOFについて学びたい方へ!

 

 

〈読んでいただきたい記事〉

 

junji-greenlab.hatenablog.com