Junji 自然to暮らしのデザイナー@GlocalGreenLifeLab

地球と自分を大切にする暮らしの実験室

日記「流域でつながる人々」

こんにちは。
じゅんじです。

毎週日曜日は特に書くテーマも決めずに
そして深掘りもしない日記のような内容でお届けします。
どうかお付き合いくださいませ。

12月に入って有料記事を毎週木曜日、金曜日、土曜日に
投稿するようになりました。

その曜日以外は無料記事で投稿しております。
お好きな記事を呼んでいただければと思います。

ちなみに今週は「対話」をテーマに投稿しております。

コミュニティを運営している方や
パートナーシップで悩まれている方に特におすすめです。

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さて、今週土日は標高1000mの長野県の小さな村、
売木村に行っていました。

売木村は雪が積もっており、
0度かそれ以下の気温の世界。

9月にも売木村に行っており、
その時は森の中に入り
樹木の伐採の作業に行っていたんです。

樹木の伐採というと環境破壊とイコールに思われるかもしれませんが
僕たちはむしろ森の再生を第一の目的としています。

そして森の再生と同時に
人が森とつながる暮らしを目的としています。

僕が行った売木村のその森では
かつて人が炭を作るために樹木を伐採していました。

ただ伐採するのではなく
樹木を伐採して切り株から伸びる萌芽を育て、
林を若返らせる緑地保全です。
(「萌芽更新」というやり方。)

このやり方は林を若返らせる目的の他に
切り株から伸びた萌芽を炭として利用することができます。

林を若返らせ、そして人も炭として利用するという、
森と人のつながりがあって
自然と共にある文化がありました。

かつての日本の森は経済成長や戦争のために
森を伐採してスギ・ヒノキの人工林を植えました。

この人工林を植える経済活動は
「萌芽更新」で培ってきた自然と共にある暮らしまでも
崩壊させてしまったんです。

その崩壊した文化をもう一度再生するために
9月に樹木を伐採する作業に入ったんです。

そして今回は伐採された樹木を
炭焼きにする作業を始めたという感じです。

実際に炭焼きは来週から始まる予定で
その作業に僕は関わりません。

9月に伐採した樹木たちを
カットして炭焼き場まで運ぶという作業を
この土日に行いました。

0度以下の森での作業は初めての体験でしたが、
なかなか楽しい作業で本当にいい仕事をしたなーーという感想。

僕が住んでいる浜松市と
長野県の売木村は流域で繋がっている地域です。

流域で繋がっていることは
文化として繋がっている地域同士でもあるんですよね。

県や市単位で境界を決められて
浜松市と売木村は分断されているように見えますが
実は流域で繋がっています。

流域でつながる地域は
離れていても方言や地域の儀式的なことも
似ている点があるんです。

流域という単位では僕たちは繋がっていて
境界なんてないんですよね。

人々がそのような自然でつながりあっているって
とても素敵なことじゃないかなーって思うんです。

住んでいる身近な自然をケアすることは
流域につながる人々へのケアにもつながります。

自然と人々の社会って切り離すことのできない関係性です。

僕はこれからも森のケアに入って
人々の暮らしと向き合っていく活動を続けていきます。

今回は日曜日なので深掘りはしなかったんですが
どこかで「流域でつながる」ことの熱弁をしたいな。

それでは明日も気軽に生きていってね!

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