Junji 自然to暮らしのデザイナー@GlocalGreenLifeLab

地球と自分を大切にする暮らしの実験室

【サステナブルな暮らし】森づくりとスローライフ

◾️今回の記事は「旅で経験した森づくりの仕事」についてです

 

 

僕が楽しくてワクワクする瞬間は

自然と一緒に生活をしている実感を

得ている瞬間です。

 

そして自然と暮らす生活を学び

広げていくことは僕の人生の目的でもあります。

 

そんなこんなで先日は

森づくりの仕事がありました。

 

人が森を破壊していくイメージが強いですが、

人がいないと逆に破壊されていく森もあります。

 

今回はその後者について、僕の経験とともに

読んでいただくと嬉しいです。

 

【目次】

旅の支援から受けた僕の仕事

この仕事は僕が50ccのスクーターで

大阪から福岡を目指す旅で

起きた問題から始まりました。

 

大阪ー神戸の移動の際に、カード類を無くし

所持金1万円で、福岡を目指す旅になりました。

 

そこでBASEを立ち上げて

Facebookの友達限定に僕の1日を1000円で売りました。

 

買われた方は
僕に仕事を何でも依頼することができる
という内容です。

 

お金は引き出すことができないため、

現金支払いが条件です。

 

BASEで自分を売ったことが

今回の内容である”森づくり”に繋がります。

 

僕も森づくりの仕事は何度か経験があり、

この仕事をすることに

とてもワクワクしていました。

 

 

junji-greenlab.hatenablog.com

 

 

 

日本の森を見てみると…

日本の森では

スギとヒノキが多く植えられています。

 

森に少しだけ目を向けると

まっすぐに高く伸びている木が

密集しています。

 

スギとヒノキです。

 

かつてスギとヒノキは

建材や軍需物資などの経済成長のために

日本各地の山に大量に植えられました。

 

 

スギ・ヒノキと環境問題

過去に大量に植林されたスギとヒノキは

森に悪影響をもたらしてしまっています。

 

スギ・ヒノキは日光を欲しがるように

高く真っ直ぐに伸びます。

 

大量に植えられたスギ・ヒノキは

密集しお互いに高く高く伸びていきます。

 

密集したスギ・ヒノキは

地面から高い位置で枝を伸ばすため

スギ・ヒノキの枝から下には

日光が届きにくい状態になります。

 

こうなると元々いた

スギ・ヒノキよりも低い植物が

生えにくくなり、

その植物を餌とする他の生き物なども

生きにくい環境になってしまいます。

 

生物多様性が失われていき、

だんだんと森の荒廃に繋がっていきます。

 

 

今回の僕の仕事は”皮むき間伐”!?

上記の問題は人の力で解決できます。

 

それが今回経験した僕の仕事です。

 

密集したスギ・ヒノキに隙間を入れて

地面まで日光が届くようにします。

 

そのためには「間伐」という、

密集した木の中から

隙間をあけるための、木を切る作業が必要です。

 

通常の木の伐採は、

コストのかかる機械を使って木を伐採し

重機や大型トラックを使って運び出します。

 

しかし今回の仕事は、

人間がふたりとチェーンソーと軽トラだけ。

 

皮むき間伐??

今回の間伐の仕事は、

森の所有者の女性、そして僕のふたりだけ。

そしてチェーンソー、軽トラ、ロープ。

 

そうです、

「皮むき間伐」はコストがかからず、

僕のような素人と女性でもできます。

 

スギ・ヒノキは高くまっすぐに伸びており、

樹皮が血管の役割となって

水などの養分を木全体に巡らせています。

 

皮むき間伐は、樹木を伐採せずに

樹皮だけを剥き

1年間程、放置します。

 

水分が抜けて軽くなった状態で伐採することで、

非力な僕でも運び出すことができます。

 

また通常の間伐だと、

かなり重くなっているので

伐採後して木が倒れる瞬間に、

周りの木を傷つけてしまう可能性があります。

 

しかし、皮むき間伐は

枯れて軽くなっているので

周りの木を傷つける可能性も低く、

 

また周りの木と絡み合った枝も

枯れて地面に落ちていきます。

 

落ちた枝や葉は生き物の力で分解され、

栄養となります。

 

土壌にも優しい方法です。

 

短い時間で大量に伐採する方法とは

かけ離れていますが、

とても持続可能な方法であり、

 

人と森とが繋がる瞬間でもあります。

 

 

スローライフは忙しい

皮むき間伐で伐採した木は

建材として売ったり、

家の改修に使ったり、

薪としてストーブになったり、

お風呂に使われます。

 

木材で建てられた家は呼吸をし

家に命が吹き込み、木の香りは

防虫の効果(フィトンチッドの効果)があります。

 

薪で温められた体は、

遠赤外線の効果で芯から温められます。

 

このように

自然のリズムに合わせて、

人が自然を守り

自然が人を生かしてくれる、

 

そんなライフスタイルを

スローライフと呼んでいます。

 

スローライフは

とにかくやることが多いです。

 

今回のように、

木の成長をみて伐採したり、

薪を割って火を焚いたり、

間伐した木材で改修したり。

 

時期や場所によって忙しさはあります。

 

今回の依頼主は、

「スローライフは忙しいけど楽しい。

この豊さは1人では勿体無い」

と仰っていました。

 

また近いうちに、

豊さをいただきに行きたいと思います。

 

 

 

樹皮を剥いた直後の木。

 

今回とは別に仲間と体験した、皮むき間伐

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます!

このブログは、Z世代のじゅんじが提案する、

「ムダな時間とスロー(自然のリズム)を大切にしていこう」を発信するブログです。( by地球と自分を大切にする暮らしの実験室。)

 

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