Junji 自然to暮らしのデザイナー@GlocalGreenLifeLab

地球と自分を大切にする暮らしの実験室

食べられる庭から「公共」を見直す

こんにちは。

じゅんじです。

"自然とつながるサステナブルな暮らし"

"自分を大切にするセルフケア"

をテーマに記事を書いております。

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この1週間、「公共」の意味を
見直す時間を過ごしています。

静岡県のとある公共施設で
「食べられる公共施設」をつくるプロジェクトに
参加させていただきました。

「食べられる公共施設」とは
施設内のガーデンに
食べられる果樹などの植物を植えたガーデニングから
「人と人」「人と自然」をつなぐ公共施設にするプロジェクト。

そのプロジェクトにこの1週間、
地元の小学校と中学校の方と一緒に
作ってきました。

経験から違う見方をする

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作業としては
こども達も一緒に
植える環境をいちから作り
実際に果樹などの植栽体を作っていく作業です。

ノコギリで支柱や植栽体の枠となる竹も切り、
こどもの身長と同じ長さの農具も使うし、
枝切りばさみも使うし
そのような使い方を間違えると危険なものを使いました。

しかしこの道具を使うことで
自分たちが食べられるものをつくることができます。

道具は体の一部であり
その道具を使うとまた違ったモノの側面が見られると思います。

ノコギリを使って竹を切ったとき
竹の味方は無意識に変わり
自然から得られた竹が自分の生活に活かせることを
体を使って学べたら嬉しいです。

自分のペースでゆっくり道具を使って
モノを新たな形に変えて
やり遂げた成功に喜んでいる姿を
目の前で見れてとてもよかった。

見守る先生方と施設のスタッフの方とご近所の方々の姿、
新しいことを楽しんでいるこども達がいる空間は
とてもよかった。

「食べられる」のインパクト

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「食べられる」このインパクトは大きかった。

公共のガーデニングといったら
綺麗に整えられた色のついた花が咲くような植物ばかり。

その植物達ももちろん自然なのですが、
その植物たちは自然よりも人工物に近い感覚でいてしまいます。

「食べられる」ものになると
味や香りを実際に覚えることができ
「食べられる」から自然とのつながりができます。

今回植えた果樹などの植物達は
私物ではなく公共施設のもの。

僕たちがシェアし合うものです。

食べごろになっても
私物化してしまっても
他の人たちが食べれることができません。

また人だけでなくても
その実を必要とする生き物達もいます。

公共施設において
公共の意味を問い直すことができる
「食べられる公共施設」は
最高にいい機会だと思います。

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このプロジェクトを進行しようと踏み込んだ
スタッフの方は最高にかっこいいです。

この一つの突破口を開けた事例は
大きなことだと思います。

ここから公共施設の
「食べられるガーデン」が増えてきて
公共を見直すきっかけや
機会を通じて
人と人のつながりを見直し、
人と自然のつながるをつくるきっかけに
なることを期待しています。

いつか公共施設全体が
食べられる植物に囲まれる日がくるかもしれません。

現代の技術で
地球負担への軽減に取り組むシステムは素晴らしいですが
本来の自然の力から
地球への負担を減らすことにシフトすることができます。

技術に頼ることと同時に
自然の力に頼ることが
僕たちが「何を大切にしないといけないのか」
を考えるきっかけになると思っています。

このプロジェクト現場に入れたことは
とてもいい経験になりました。

一旦の「食べられる公共施設」をつくるプロジェクトは
終わります。

しかしこれからが大切な時間です。

よく観察して
良い変化があることを期待しています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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