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じゅんじのブログ
“自立とは、多くの人に依存することである”
この言葉は、著書『生きる技法』から引用した文です。
前回の記事『【3つの変化】5年間の社会活動を通して、自分が変わったこと』にも同じ言葉を引用しています。
なぜまた同じ文を引用したのかというと、
この言葉の意味を実感する体験を、ちょうど昨日に経験しました。
ぜひ、皆さんに共有したいなと思って、記事を書いています。
みなさんのお力になれればと思っています。
問題の発生
先日、4月28日に誕生日を迎え、27歳になりました。
新しいこと・目標に向かいたいと思い、
福岡市を出て、石垣島にしばらく滞在します。
石垣島へは、船路と空路、それと陸の移動は50ccのスクーターで移動していました。
しかし、道中で問題発生。
貴重品を入れたバッグを無くしました。
貴重品には、みなさんが想像される貴重品の全てが入っています。
パスポート、印鑑以外は。
カードは一旦利用停止にし、銀行からはお金を引き出すことはできません。
空路と航路のチケットは、スクーターでの移動がどれくらい続くのか予想が立てられなかったため、チケットは取れていません。
SOSを出した結果…
この状況をすぐに、Facebookに投稿しました。
貴重品が入ったバッグを無くしたこと、石垣島に行くことが難しいがなんとか行きたい。ということ。
そして、二日前に誕生日を迎えていたこと。
すると、数人からアドバイスをいただいたり、
困った状況が続いたら連絡してね、というお声をかけていただきました。
おひとりからは、数万円のカンパをいただきました。
1人での旅でしたが、皆さんにこうやって助けられ、なんとか困難を潜り抜けいます。
本当に感謝しています。
活動をしてきたコミュニティ
助けてくださった方々は、全員、一緒に社会活動をしてきた方々です。
前回の記事『3つの変化】5年間の社会活動を通して、自分が変わったこと』でもご紹介しましたが、「3つの変化」の内の1つに、”依存先が増えた”とお話ししました。
社会活動をしてく中で、いくつかのコミュニティーに入ること、または関わることで、プライドを捨てて頼れる方に出会えました。
コミュニティに入ることで、頼れる人たちができることをまさに実感しました。
つまり、依存先が増えました。
「助けてください」と言えたとき、自立している
自立は、誰にも頼らないで生きていくことのように聞こえますが、実は真逆のことだと、今回の経験で改めて思いました。
今回、バッグを紛失した時、一番に報告したのは、警察でもカード会社、銀行でもなくて、
Facebookでの投稿で、みなさんに困っているということを伝えました。
咄嗟に、警察よりも頼りになると思ったんでしょうか。笑
頼った友人には、すぐに警察を頼りなさいと言われましたが…笑。
今回の事件で、すぐに助けが来てカンパまでいただいたのですが、
その要因は大きく3つあったと思っています。
① 目的を予め共有していた上で、失敗したことをすぐに報告したこと
すぐに助けてくださった方々には、事前に石垣島に行く目的をお伝えしておりました。
そして失敗したことを、良いようにも悪いようにも色をつけずに、お伝えしました。
プライドは捨てて、「1人で乗り越える!」感を出さずに。
すると、事前に目的を知った上で、僕が真剣に困っていることを知ってくださり、皆さんに助けていただきました。
②助けてくださった方のことを、僕が常に尊重していたこと
「尊重=僕よりも偉い人」という意味ではありません。
「この人のこういう部分は、本当にすごい!どういう考えをもって生活しているんだろう…」
とその方のことを探究していることが尊重だと思っています。
『生きる技法』でも同じようなことが書かれてあり、「尊重」の意味に確信が持てました。
僕が尊重しているからこそ、目的や失敗をすぐに共有できました。
③間接的なSOS!
特定の人に助けてとSOSを出したのではなく、非特定に皆さんに困っていることを共有できたことで、どなたかに頼れました。
依存先があると言っても、素直に「助けて!」とまだまだ言えません。
誰かが見てくれている、押し付けがないFacebookの投稿だったからこそ、SOSを出せました。
また、Facebookは他のSNSよりも比較的に、倫理観を持った方が多いため安全性が保たれているような気がします。
Facebookは20代が使用しているイメージはありませんが、若いければ若いほど、僕的にはおすすめです。
僕のこれまでを振り返って
僕は、誰かと目的を共有すること・相談することが、苦手でした。
「目的を言ったって、馬鹿にされる」
「相談することは自分のマイナスを見せる、それってかっこ悪いじゃん」
と思っていたんです。
今まで、目的を馬鹿にされてきたし、1人で生きていく=自立と思ってきました。
目的や相談を共有してきた人の心の中が読み取れ、どこかで馬鹿にしている声がしてきました。
それは頼る人や周りの環境が間違っていました。
依存できる(頼れる・助けてくれる)方々は、互いに尊重し合っている、が前提にあること。
互いに尊重し合っているため、目的の共有・本気の相談ができると、『生きる技法』通りのことを体験できました。
「目的を話せない」「相談できない」ことって、本当に辛いですよね、
もしかしたら、尊重している方とまずはお話ししてみることで、少しは心が晴れるかもしれません。
自立は1人で生きていくことでは無い。
依存先が増えることが自立。
それと、早く貴重品が見つかって欲しい。
今日も読んでいただき、ありがとうございます! じゅんじのブログでは、エシカルライフ、サステナブルライフ、環境問題を主に、あらゆる社会課題について共有したり、心が楽になる、心が健康になるようなことを皆様にお届けします!