Junji 自然to暮らしのデザイナー@GlocalGreenLifeLab

地球と自分を大切にする暮らしの実験室

【納屋暮らし】自然のリズムな合わせて暮らしから得たこと。

   

 

 

▶︎今回の記事は「自然のリズムで暮らしてみた体験」についてです。

 

僕は暮らすように旅をしながら、”地球に優しい暮らし””命を大切にする暮らし””自分を愛する暮らし” を学び、その学びから地球と自分を大切にする社会ができればと活動しています。


現在は、石垣島に滞在してもうすぐ2ヶ月が経ちます。


石垣島での滞在では、こちらで知り合って仲良くさせていただいている、無肥料・無農薬の農家さんの農園の納屋で、ドアの無い暮らしをしております


電気は使えますが、その他のインフラはない状態です。


そんな暮らしをしているため、自然の力に頼り、自然のリズムに合わせた暮らしをしています。


今回は、自然のリズムに合わせた暮らしの体験から得たことを共有します。

 

シャワーは日が照っているうちに

現在住んでいる場所では、貯水タンクに貯めた水からシャワーを使っています。


ポンプにホースをつなげて、ホースの先にシャワーヘッドを取り付けたシャワーで毎日からだを洗うことができています。


電気は通っているため、ポンプから水を汲み上げて使用しています。

 

もちろん、ひねればお湯が出てくるようなことはありません。
自分で温度を調節することはできないので、自分が心地よいと感じる温度設定は、シャワーをあびるタイミングにあります。


そのタイミングは日が落ち始めた夕方頃です。

 

日中に温まった水がが、日中にかいた汗を流してくれます。

 

この時の幸福感は、1日のピークの幸福感を味わえます。

 

自然の中で裸になりシャワーをあびる...、自分が動物に還り本能からの気持ち良さを感じます。

 

 雨のありがたさ

シャワーだけでなく、飲用水もタンクで貯めた水を使っています。


タンクの水は雨からくるので、雨のありがたさを実感しています。

 

飲むだけでなく、洗い物などもそのタンクからの水を使うときがあります。
そうすると、自分が生活する上での水の使用量などがわかり、節水にも心がけることになります。


自分が生活で使う最低の水がどのくらいかわかることは、普通の暮らしではわかりにくいです。


人が1日のうちに使用する水は、200~300リットルと言われています。 昭和40年では169リットル、平成元年では325リットルと増加しています。*1


日本に住んでいると、水に関して不安を感じることはほとんどありませんが(災害時など以外で)、 世界を見るとすでに水不足で深刻な問題に直面している地域があります。


そのなかで、自分が使用する水の量を知ることができたのは、この暮らしが貴重な経験となりま した。


草取りは朝のうちに

僕が住んでいる場所は、無農薬・無肥料の農園です。


そのため、作物の成長を妨げてしまう、外来の雑草が生えてきます。


雑草を人の手で取る作業が必要ですが、その作業も自然のリズムと自分の体のリズムに合 わせて行います。


雑草をとる作業は朝が最適なんです。

朝はまだ太陽が出始めたばかりなので、日中と比べ涼しい時間帯です。 そして、自分の体のリズムも朝の草取りが適しています。


体質にもよりますが、目がさめた直後に日光を浴びながら脳と体を動かすことが、一日の始まりにとても良いです。

 

 草取りは単純な作業で、作物を抜かない限り、致命的な失敗はありません。 なので、単純作業を繰り返し脳を起こすことがとても良いです。


また、畑では夜に土壌が湿ってきます。

朝に草をとって、草を土壌の上に置くことで、草がフタノ役割をし、湿った状態をキー プすることできます。

作物にとっても適したリズムがつくれます。


自然と人間の体が、同じリズムで暮らすことができることを実感しました。


食事の準備に自然の豊さを感じる

僕の今の暮らしではガスは使っていません。

 

枝などの自然にある燃えやすいものに火をつけ調理をします。


そのように調理することを続けていくと、一回の調理に必要な火の資源の量がわかってきます。


火の調整が上手くなると、火の資源を最小限に調理ができます。

 

そして火が通り、灰や炭になった資源は土に還して土壌改善に役立てます。


灰や炭には、ミクロ単位の小さな穴が集合しています。これを多孔質と呼ぶのですが、この多孔質に、土壌を改善してれる微生物が集まりやすくなります。


微生物が集まれば、また土壌改善してくれる菌やミミズなどが集まり、彼らの排泄物が土に栄養を残し、植物の栄養となります。


このような循環した暮らしができています。


普通に暮らしていると、水と同様に、調理にどのくらい火の資源が必要かはわかりません。もしかすると無駄に使っているということも考えられます。


さらに、火の資源を循環させることが難しいですよね。


普通の暮らしが悪いわけではありません。

生態系が離れてしまった僕たちの普通の暮らしの中から、自然と繋がる部分を見つけていかないと、人間だけ生き物の生態系から離れ続けてしまいます。


自然から完全に離れるのではなく、できる範囲で自然とひとの暮らしのつながりを作っていくことが大切だと感じました。

 

暮らしの実験を!

環境のために僕のような生活をすすめるわけではありません。

 

不便だけど豊かさの実感はできます。

しかし、この暮らしがみなさんの暮らしの基盤になることは現実的でありません。

 

この内容でお伝えしたいことは「身を持って足るを知る」ことをすすめたいです。

 

生活の一部だけでも、必要な最低限の量、必要な体力、を身体で可視化して経験することが大切だと感じます。

 

是非、この内容に共感してくださいましたら暮らしの実験をしていただければと思います!

 

▶︎『パーマカルチャー事初め』

まねしたくなるような暮らし。

自然のリズムに合わせたSlowLivingの方法や考え方が紹介されています。