Junji 自然to暮らしのデザイナー@GlocalGreenLifeLab

地球と自分を大切にする暮らしの実験室

【サステナブルな暮らし】非効率を考える自然との暮らし

こんにちは。
じゅんじです。

 

"自然とつながるサステナブルな暮らし"
"自分を大切にするセルフケア"
をテーマに記事を書いております。

___________________________________

メンバーシップを始めています!

有料記事を月額1000円で全てお読みいただけます。また、イベントのご案内もいたします。

僕の2023年の旅は4月に始まりました。

石垣島で数ヶ月間過ごして
滞在中には住む場所がなくなり
農場の納屋で、
雨水を貯めたりガスがない生活をしていました。
(最高に楽しかった!)

 

たった1人で生きているように見えますが、
石垣島ではたくさんの方に助けられて生きてきました。

 

僕がそんな変な生活ができたことも
人に助けられてきたから。

 

そのような生活をきっかけに
自分で生活をつくることの面白さに気づいたんです。

 

"生活をつくる"とは
生きることに必要なものを自分でつくること。

自分で生活するための水が溜めたり、
調理に使う火のために燃料を拾ってきたり、
卵をとって生活したり、
次の冬のために一年かけて薪を集めたり…

 

こんな自分で生活をつくることは
現代のあらゆる開発の早いスピードを軸に考えてみると
とても非効率のように感じます。

IHで料理はできるし
薪がなくても部屋は温められる。

 

しかし非効率の生活の中には
数字で表せない大切なものがありました。

 

薪とご縁

僕が今年の旅で訪れた、
岐阜県の古民家に住んでいるご夫婦の話です。

 

そのご夫婦は、僕と同世代。

 

そのご夫婦はまさに、
"生活をつくること"を楽しんでいました。

次の冬に備えて薪を集めて割ったり、
山に入り鹿の命をいただくために罠をかけたり、
車で30分かけて柿をとりに行ってその晩にこたつで干し柿を作ったり、
丸い畝(ウネ)がたくさんの畑で野菜を育てていたり、

効率を求めると
全てお金を使えば手に入るものです。

 

しかしこの非効率に見える暮らしは
たくさんの恩恵の中で暮らしていました。

 

この古民家は標高600mに位置して、
冬はしっかりとした雪景色。

家の暖は薪ストーブでとっていて
薪がなくなると死活問題。

一年間かけて薪を集めています。

薪は色んな場所から、人を伝って薪を集めていました。

僕も同行させていただきましたが、
「あそこに、(工事で)出た木があるから…」
「いただきます!ありがとうございます!」
と言って、たくさんの薪を持って帰られていました。

 

人の縁がないと薪が集められないし、
人の縁がないと冬は通り越せない。

 

非効率は、恩恵を受けて助けられることができる、と
このご夫婦の暮らしを見て感じました。

 

動物と近い暮らしだからこそ

干し柿をつくるときは
外に干さなければなりません。

 

しかし、外に干すと猿にとられてしまう可能性があります。

実際にこの集落では
干し柿だけでなく大切な食料が猿などの動物がとっていきます。

干し柿を干すまでの準備は
ご夫婦と僕の3人で3日間かかりました。

 

もしかすると
3人の3日間の苦労が無くなることだって
すごく可能性のあることなんです。

このような暮らしは
「動物VS人」
のような構図に見えます。

しかし、このような暮らしだからこそ
動物が自分たちの暮らしを支えているかを
人は実感している、
と感じます。

 

動物の生態系の変化を気にしており、
一種の動物の変化が他の動物にも影響し、
自分たちの暮らしまでも影響することを
感じているようでした。

動物から食糧を実際に取られているにも関わらず、
一緒に"熊被害のニュース"を観ていたとき、
「こうやって熊だけが悪者になるのは本当におかしい。
熊も自然の中では大切な存在なのに」
と言っていました。

熊などの動物の危険に近い暮らしだからこそ
動物の存在の大切さに気づきます。

 


別の方の話です。
猟師が森に穴を掘って、
生き物の死体を放置していることが
動物の愛護の観点から非難されるということを
よく耳にします。

 

猟師の方は
「自分たちで食べることだけが、命をいただくだけでなくて
自然の命の循環に還すことも命に感謝すること」
と。

 

僕自身は動物搾取からできた商品を使う生活は
避けていて、
動物愛護の観点も理解しています。

 

しかし、この猟師さんの言葉には
動物の命や動物の生態系と
自分の暮らしが密着しているからこその
言葉だと感じました。

 

自然に近い暮らしだからこそ
そこには感謝があって
人と動物の距離をお互いが取り合っているように感じます。

 

非効率に見える暮らしには
リスクもあって
自然の脅威もあります。

 

しかし非効率の中では
恩恵を受けることを実感し、
リスクがあっても恩恵を忘れない暮らしがあります。

 

自然の脅威が近い暮らしですが
脅威があるからこそ
うまい距離感でお互い好き勝手にできない
持続可能なバランスの取れた生活になるのかな、と
この岐阜県の旅で感じました。

 

自然と過ごす非効率な暮らし、
僕はとても素敵に感じました。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

次回もお楽しみください!

 

 

 

※「記事いいね!」

クリックお願いします!↓↓

ブログランキング・にほんブログ村へ

【追伸①】

プレミアム記事を毎日発信!

junji-greenlab.hatenablog.com

【追伸②】

一部過去記事がプレミアム版となって販売!

 junji-greenlab.hatenablog.co

【追伸③】

おすすめセルフケア