Junji 自然to暮らしのデザイナー@GlocalGreenLifeLab

地球と自分を大切にする暮らしの実験室

今日も大切な「川」のはなし!!~地域の川を守りたい~

お近くの川の状態は大丈夫ですか??

 

知って面白い自然のはなし。

 

最近、川の仕組みについて勉強していたらめちゃくちゃ面白いんです。

 

環境を守る人間として、皆さんに知っていただきたいです!

そんなこんなで、川のはなし。

 

前々回の記事の冒頭で、今住んでいる地域の川の状態があまり良くないということをお話ししました。

 

土が黒くドロドロしていて、匂いがして、所々うすく油が広がっている状態。

 

その流れから、川になぜ水が流れているのかや、川と森とのお話しをしました。

 

今回は、その第2章ととして、お話しさせてください!

 

junji-greenlab.hatenablog.com

[目次]

1. 川の問題は川以外で起こっている!

2. 水脈(血管)が塞がると??

3 .泥水が川に流れると…

[自然由来のハンドクリーム]

 

1. 川の問題は川以外で起こっている!

前回の記事でも、お話ししましたが、川に綺麗な水が流れていて、岩や石が常に潤っている状態は、

多様な木々があり豊な柔らかい土があってや菌の力があってこそ、みたいなことをお話ししました。

 

菌が土壌をふかふかにさせて、木の根が土中の奥深くに届きやすいようにする。

すると木の根は土中の中にある水分を吸収しやすくなる。

 

そこで菌がまた良い働きをするんです。

菌は、菌同士でコミュニケーションを取り合い、エサがある場所に集まります。良い土には菌が集まりやすく、菌が集合すると、糸状の物体にように見えます。その菌が集まった、糸状の物体のことを業界用語で「菌糸」と呼びます。

#業界用語?

#それより菌すごくないですか?

 

その菌糸の働きと木の根の働きは、土中の水分をポンプのように動かすことができ、土中の世界を、広く水で潤してくれるんです。

 

その菌や木の根などで水が動いている水の通り道を「水脈」と呼びます。僕らの体で例えると血管です。

土中にとっては、木の根や菌たちが血管になるのです。

 

テイッシュの端をチョコっと水につけたら水が広がりますよね、あの仕組みです。

 

こんな感じで、水は土中の広い世界で広く繋がっているんです。

 

めちゃくちゃ広い血管なんです。

 

その血管が塞がるとなんかヤバそうですよね。

 

次にお話しします。

 

 

2. 水脈(血管)が塞がると??

土中の世界は水脈(血管)で繋がっているとお話ししました。

これが塞がるといくつかの問題が発生します。

 

まず「水脈は塞がる」とはどのような状況のことなのかお話しさせてください。

 

水脈は、公共事業などで塞がれてしまいます。

 

穴を掘って、コンクリートで土壌の表面を覆ったりコンクリートの壁を作ってしまうと、水脈な途絶えてしまいます。

 

コンクリートで表面を覆うと、土壌が光を浴びたり空気を通すことができなくなってしまいます。そうなると、土を柔らかくしてくれる、菌などの要因がなくなり、土がかたくなってしまいます。

 

そうなると、根は張りにくいし菌も動けません。

 

水脈は、木の根があること、菌がいること、柔らかな土壌があることで成り立つのですが、これがいなくなると、水脈は切れてしまいます。

 

これは一例ですが、このような状態が水脈が途切れた状態です。

 

 

水脈(血管)が遮断されると、水は通らなくなるので、土は乾きます。

 

土が乾くと、土が細くサラサラになります。

 

そうなると、土を根が握り合って木が立っていたのに、その働きができなくなって、木と土が滑り落ちていきます。

 

山が削れている光景見かけますよね。こういったことが起きている可能性があります。

 



 

このように高木が倒れていくと、これまで高木によって助けられて木々も枯れていってしまいます。

 

そうなると、高木がいなくても育つことができる木がが育ちます。

 

低木の木々だけが残り、低木の木々は土中の表面の水分取ろうとします。

低木の木々だけの土中では、低木の木々の根っこが絡み合って、固くなってしまいます。

 

絡み合った根っこの下の土中には、空気や水が通らなくなり水分が浸透せずに前述したように土がかたくなって水が浸透しなくなります。

こうなってしまうと、絡み合った根っこの部分とその下が分裂して、土中に境界ができてしまいます。

 

このような状態のまま雨が降ると、その境界の間を、雨水が土を削りながら泥水となって川に向かいます。

 

3 .泥水が川に流れると…

低木の木の根とかたい土の境界を通ってきた水は、泥水となって川に流れてきました。

 

川に泥水が流れてくると、川底の泥が溜まってしまいます。

 

川は水脈が広がって、あちこちで湧き出すことで川は常に川である状態ができます。

 

しかし、泥水となって川にやってきたものは、その泥で川の湧き出す出口を塞いでしまいます。

 

湧き出す口が塞がれてしまうと、もちろん水は出てこれません。水が出てこれなくなると枯れてしまう可能性があります。

 

 

そうして泥が溜まっていって、有機物も溜まりあの臭い川になってしまったと、じゅんじラボでは言っています。

 

 

もちろん理由はそれだけではないと思いますが、これも要因のひとつでしょう。

 

山や川は人間の体とよく似ていますよね。

 

血管が塞がれると、体のあちこちに影響が出ます。

 

地球の環境を考える時、自分の体に例えて考えてみると、少しは環境に対して意識は変わっていくのかななんて思います。

 

もし庭づくりとか畑をされている方、このように土中は広くひとつに繋がっていると考えると、もっともっと面白くなるかも知れません!!

 

僕も庭の再生をやっているので、このような考えを意識して、新しい環境づくりをしていきます!

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます!

 

じゅんじのブログでは、エシカルライフ、サステナブルライフ、環境問題を主に、あらゆる社会課題について共有したり、心が楽になる、心が健康になるようなことを皆様にお届けします!

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