豊な自然とともに、誰もが自分に合ったサステナブルな暮らしを送れるように…
じゅんじのブログ。
前回に引き続き、暮らすように旅するサステナブルライフ、"WWOOF"についての記事です。
石垣島に滞在して3週間が経とうとしています。
石垣島にきた目的の1つである、「自然の時間に寄り添ったサステナブルライフを学ため」を実践できるWWOOF(ウーフ)。
石垣島でWWOOFを利用し、有機農場で実践しながら勉強しています。
前回の記事は、WWOOFがどんなものなのかを紹介させていただいたので、今回の内容では、WWOOFの軽い説明と歴史、そしてWWOOFの意外なメリットについて紹介します!
WWOOFって??
WWOOF(ウーフ)とは、
"World Wide Opportunitiies on Organic Farms"の略したもので、
「有機農場における世界的な機会」と訳されます。
各国のWWOOFのサイトに登録すると
世界中の有機農場で、ボランティアとして働き、実践しながら、知識と経験を身につけることができます。
また、ホストファームと呼ばれる農場主の家などに泊めてもらい、3食のご飯がついてくるというのが、WWOOFのスタイルです。
WWOOFを利用して、有機農場の体験をする僕のような人をWWOOFer(ウーファー)と呼びます。
サステナブルライフをより深めて、自然に寄り添う暮らしを目指している僕にとって、WWOOFは持続可能な農業を学べて、そこの地域性を知れる絶好の機会です。
WWOOFの歴史
日本ではまだ聞き馴染みのないWWOOFですが、海外ではWWOOFを利用し世界各地を渡っている方は多くいらっしゃるようです。
そんな世界各地で利用されているWWOOF、その歴史を見てみます。
1971年にイギリスから始まった
WWOOFは、1971年にイギリスで始まります。
始めた方は、Sue Coppardさん。
当時、都会の暮らしに疑問を感じていたSue Coppardさんが、
田舎での農業体験をしたい方と農場主をつなげる仲介となる役がいないことに気づきました。
そこで、Sue Coppardさんはご自身で持たれている農場で、働くボランティアを募集し、農場での体験を提供することを思いつきました。
このSue Coppardさんのアイディアは好評だったようで、多くの方々が参加されたようです。
この成功から、Sue Coppardさんは1971年に「Working Weekends on Organic Farms(WWOOF)」が立ち上がりました。
現在のWWOOFと似ていいますが、この頃はWorld Wideではなく”Working Weekends”ですね。
イギリス国内の農場に焦点を当てたプログラムです。
その後、他の国々でも農業体験のプログラムが注目され、WWOOFは国際的に広がりました。
1980年年代〜1990年代にかけて、WWOOFはオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカなどの国々で展開されるようになりました。
日本では、1997年にWWOOF Japanが設立されています。
インターネットの普及
インターネットの普及によって、参加者は世界中の農場を簡単に検索し、連絡を取り合うことが可能になりました。
世界各国で、WWOOFの組織ができ、多くの方が農業を体験することはもちろんのこと、交流の場、異文化を経験する場にもWWOOFが適するようになりました。
WWOOFは農業体験だけでなく、持続可能な農業の普及を促すことや、その地域での農的な暮らしの文化、人とのつながりを作る場としても発展しています。
WWOOFの意外な社会貢献!
今日、石垣島でお世話になっているホストに聞いた話です。
僕がいる農場にWWOOFerとして来られる方は、有機農業のような持続可能な農業に興味がある方が多いようです。
年齢層や仕事もバラバラで、僕のような20代もいれば、海外で高級チーズを作られている社長もいて、本当にジャンルはバラバラのようです。
その中には、ひきこもりの方も来られるようです。
ひきこもりの方は、家にいても家族からのプレッシャーを感じ、外に出ると社会的なプレッシャーもあることから、毎日精神的に不安定な状態のようです。
家にいてもプレッシャーで社会に出てもプレッシャーをかけられる精神的に不安定な方には、WWOOFは適していると、お世話になっているホストが話してくださいました。
WWOOFは、ほとんどが一人の農作業であるため、対面して話すことが少なく対人することへの不安は減ります。
また土を触ることから、心の健康にも良いと教えてくださいました。
現在お世話になっているホストは、ひきこもりの方が、上手に社会に出ていく姿を見届けた経験があるようです。
程度によるとは思いますが、WWOOFが、ひきこもりの方や、社会的なプレッシャーを感じマジョリティに溶け込まない方々にとって、ひとつの社会と繋がれる場所として広がることも良いな、と思っています。
WWOOFは、人と人がつながり、技術と技術とつながる世界的なギフトしあうプログラムだと思っています。
WWOOFが一つの生き方として認められてほしいと、WWOOFのことを勉強してきたこととこれまでの経験から感じています。
一つ言っておきます。僕はWWOOFを体験してまだ3日目でございます笑
これから、ひとつのサステナブルライフの選択として、WWOOFを探ってみたいと思います!
今日も読んでいただき、ありがとうございます! じゅんじのブログでは、エシカルライフ、サステナブルライフ、環境問題を主に、あらゆる社会課題について共有したり、心が楽になる、心が健康になるようなことを皆様にお届けします!
WWOOFについての本です!!
〈おすすめサステナブルライフに関する本〉
・無駄=余分なもの.。無駄であることが、余暇や余分をつくることができます。
無駄(余分、余暇)があることで、人に与えることができる。共存できる社会ができる!時代のスピードが早くなっている現代社会での中で、改めて、自分の考えを見直すことができる本です。
・都会でもできる、自然のスピードに合わせた暮らし、スローライフの教科書。
都会で、どのように自然と人間が生かし合うのか、方法やマインドのこと、セルフケアの方法など紹介されています!
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