Junji 自然to暮らしのデザイナー@GlocalGreenLifeLab

地球と自分を大切にする暮らしの実験室

【社会問題】旅を通して向き合うファッション産業と社会問題

 

今回の記事は「服を通して社会課題を見ること」についてです。

最近ですが服について深く考えるきっかけがありました。

 

家を離れ旅に出て2ヶ月が経ちました。

 

暮らすように旅することが、

あくまで旅です。

 

荷物の削減のために、

着回せる日常着3着と大切に着る服2着を

バックバックに入れています。

 

着回せる日常着は頻繁に着るので

そこそこに穴が空いてきました。

 

新しい服を買うか、少し悩み、

改めてファッションと社会課題について

考えることにしました。

 

【目次】

痛ましい事故を思い出す

普段通りの自宅がある生活を送っていると、

服について深く考えることはありませんが、

限られた服で生活をしていると、

服を買うことに対して、

色々と考えることがあります。

 

そこで思い出したのが、

2013年に発生した「バングラデシュ縫製工場崩落事故」です。

 

何度も指摘された劣悪な環境が改善せず、

1100人を超える命が奪われ、2500人以上が負傷した事故です。

 

生産を依頼していたのが有名ブランドであったことから、

世界的に報道されました。

 

長時間労働、超低賃金、セクハラやパワハラ……

 

人権侵害がコストカットのために起こった、

すごく痛ましい事件を思い出しました。

 

www.youtube.com

 

 

服の自給自着を考えてみる

新しく服を買うことはやめて、

自分で服を直してみることや、

別の何かに生まれさせること、

服を自給してみる、または服を素材に自給してみる

「自給自着」をやってみます。

 

というのも、

上記で取り上げた生産の問題と同様に

服の廃棄の問題も深刻だからです。

 

世界のファッションビジネス業界では

2017年時点で年間9200万トンもの繊維製品が廃棄され、

2030年には1億4800万トンに膨れ上がると予測されてます*1

 

日本では年間に約14億点もの売れ残り、

それに対して約 38億点もの服が供給され、

その数からわかる通り、大量に売れ残ってしまいます。

 

「自給自着」の意味を考えてみる

ファッション産業が引き起こす社会課題のようなことに対して、

その経済活動に加担しないために、

需要を減らすために、

「買わない運動」があります。

 

僕も「買わない運動」をしていますが、

ただ買わない運動するだけでは、

問題と向き合うことが難しいです。

 

僕が問題に向き合うためによくすることが、

”自分で生産して自分で試す”ことです。

 

「自給自着」は、

ファッション産業における経済活動に加担しないことではありません。

 

自分でできるとこから、

自分でできるとこまでをやってみて、

どこに問題があるのか向き合うことに意味があります。

 

僕が野菜や果物を育て始めたことも

農業や食についての問題に向き合うために行いました。

 

服に関しては、

素材から生産することは

僕の今の状況からすると実践が難しいです。

 

なのでできるとこから、

できるとこまでの「自給自着」を実践し、

服に関する社会問題と向き合います。

 

果たして、

「生産をせずにできるとこから~できるとこまで」

のことを自給自着を呼べるかは分かりませんが、

自分にできることから実践し、知って、学ぶことにします。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます! このブログは、Z世代のじゅんじが提案「ムダな時間とスロー(自然のリズム)を大切にしていこう」を発信するブログです。( by地球と自分を大切にする暮らしの実験室。)

 

 

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